ゴールデンレトリバーと西海岸で暮らす夫婦のブログ

【1年前の今日】 避妊手術を受けました

2023年6月で2歳を迎えたゴールデンレトリバー(レッドゴールデン)のジャスミンです。 今日はちょうど1年前に行った避妊手術のことに関して少し書いていきたいと思います。

 

避妊手術をするかどうかで悩んでいらっしゃる飼い主さんも多くいらっしゃると思います。 私たちも避妊手術を行うメリット、デメリットを調べて、最終的には1歳を過ぎたタイミング、2回目のヒートがやってくる前に避妊手術を受けました。

 

検討していらっしゃる方に少しでも参考になる情報をご提供出来たらと思っています。 質問等ございましたら、コメントなど残していただけましたら折り返しご連絡いたします。

 

避妊手術を行うメリットは大きく見て2つでした。

・望まない妊娠の防止

・乳腺腫瘍(癌)発生のリスク軽減

 

ジャスミンはとにかくいっぱい遊ぶのが大好きで、毎日のようにドッグパークに行っていました。 そこで望まない妊娠をする可能性もゼロではなく、また年に2回ほどやってくるヒート期間の数週間は外出も制限されます。 

 

1回目のヒートがやって来たとき(2022年2月)の写真です。

オムツ姿のジャスミン

 

乳腺腫瘍(癌)発生のリスクは、実は初回ヒート前だと99.5%予防出来て、2回目ヒート前だと92%予防2回目ヒート後は74%予防2.5歳以降になると悪性腫瘍発生率の予防効果はないと言われています。

 

1回目から2回目のヒートにかけて、悪性腫瘍の発生率が15%以上落ちてしまいます。 ジャスミンにはやっぱり長生きしてもらいたいし、1日でも多く一緒にいたい。 避妊手術をしたからといって、悪性腫瘍を100%防止出来るわけではありませんが、ゴールデンレトリバーに多い乳腺腫瘍のリスクは避けたかったというのが理由です。

 

自然の摂理に逆らうわけですから、避妊手術を受けるデメリットというのも当然発生します。

・股関節形成不全や前十字靭帯断裂などの発生リスク

代謝が落ち、太りやすくなる

全身麻酔による事故発生リスク

などが多く言われるデメリットです。

 

ゴールデンレトリバーなどの大型犬に特に多いと言われる股関節形成不全。 2歳までは成長過程のため、ここの間で股関節形成不全になるケースが多いと言われています。 早期に手術をしてしまうと、このような形成不全発生リスクも大幅に上昇します。 ジャスミンは避妊手術を受ける2ヶ月ほど前(2022年4月)に、レントゲンを撮っておきました。 

 

バッチリはまっていましたが、2歳になったら再度レントゲンを撮ることを勧められました(現時点でまだ2回目のレントゲンは撮っていません)。 

 

1回目のヒートが2022年2月、半年に1回やってくることを考えると次のヒートは夏頃、2回目のヒート前に手術を・・・と考えると、やはり1歳の誕生日を迎える6月前後で手術をするのが最善の選択肢だったと思います。

 

ただ術後もまた、可哀想な姿を目にすることになりました。

お腹を切った違和感で、横になれない。

 

避妊手術後に飼い主が横にさせるのは絶対禁止ということで、とにかく見守るしかなく、いっぱい撫でて、いっぱい声をかけていました。

 

愛犬の避妊手術や去勢手術を検討していらっしゃる方用に、動画にまとめたものがあります。

 


www.youtube.com

 

ジャスミンの痛々しい姿を載せるのは止めようかとためらったのですが、これから検討されていらっしゃる方々に少しでも参考になればと思って作った動画です。

 

今でもあの時の判断は正しかったのかな?と思うことがありますが、毎日一緒に公園に行ったり、お散歩したり出来るのは、ヒートの心配がないからと言っても過言ではないかもしれません。

 

ただ、避妊手術による影響かは分かりませんが、今年に入ってジャスミンは何回かオネショをするようになりました。 避妊手術を受けたワンちゃんのうち、実に2割ほどの犬がオネショをするようになるそうです(ネットリサーチによる)。 ただ一方で、かかりつけ医によると、2割は言い過ぎで、避妊手術を受けたことによってオネショをするようになるのは1%にも満たないとのことでした。 ホルモンバランスが崩れることによって引き起こる症状らしく、手術が失敗したとか、そういったことではないらしいです。 ホルモンバランスを整える薬もあるそうですが、ずっと飲み続けないといけないことや、数回程度ならそこまで問題視することでもないと先生に言われたので、今は様子を見ている状況でもあります。

 

下記は避妊手術に向けて買っておいて良かったものを載せておきますので、合わせてご参考にいただければと思います。

ソフトコーン

エリザベスカラーは寝るときに窮屈、元気が有り余るワンコだとすぐに壊れるなどと聞いていたので、空気で膨らますタイプのソフトコーンを買っておきました。 空気で膨らむので、枕代わりにもなります。

 

パンプキンピューレ

避妊手術後は排泄に違和感を覚えることもあるようで、排泄をスムーズに行う効果が期待出来ます。 

 

おもちゃ、骨ガムなど

傷が開く可能性があるため、2週間は行動を制限してくださいと言われましたが、元気が有り余る1歳を過ぎたばかりのゴールデンレトリバーの運動を制限されるなんて不可能に近いです。 おもちゃで気を引いたり、骨ガムなど多く買っておくと、少しは行動に制限がかけられたかなと、そんな印象でした。