【雑記】　骨型ガム（Rawhide）のリスクはご存知ですか？ - ゴールデンレトリバーと西海岸で暮らす夫婦のブログ

2023年6月で2歳を迎えたゴールデンレトリバー（レッドゴールデン）のジャスミンです。　突然ですが、ワンちゃん飼いの皆様に質問です。　愛犬に骨型ガムは与えていらっしゃいますか？

愛犬が喜ぶから、一般的に販売され続けているから、大人しくずっと噛んでいてくれるから、色々な理由があるかと思いますが、だからといって身体にいいものとは限らないのが現状です。

我が家では👇👇👇動画からも分かる通り、一昔前までは与えていました。

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骨型ガムを与えているときは大人しくしてくれているし、歯にも良いって言うし、お風呂に入るちょっとした時間中にいたずらとかしないように・・・なんて気分で与えていましたが、犬の健康に対する潜在的なリスクがあるという記事を目にしてから、与えるのを止めました。　

そもそもこの真っ白な骨型ガム、何でできているのかをご存知でしょうか？　実は原材料には粗悪なものが使われていたり、その製造方法に疑問があったり、更には噛んだり消化したりすると危険になる可能性があるのです。

ちなみにアメリカ動物虐待防止協会（ASPCA）では、犬に骨型ガム（骨型に限らずにこの生の皮を使ったすべてのオヤツ）を摂取させることすら推奨はしていないのです。

理由はこちらをご覧いただければご理解いただけると思います。

そもそも骨型ガム（Rawhide）って何で出来てる？

原料が動物の皮でできているのは周知の事実ですね。　一般的には牛の皮が使われていますが、馬の皮の場合もあります。　動物の皮なら安心じゃないの？と思われるかもしれませんが、皮の外層は靴や衣類、バッグなどの製造に使用されて、犬のオヤツになるのは2番目（内層）の部分です。　動物の皮ですから、毛が付いているのは当然なわけでして、その毛を取り除くために、強い化学薬品が使われ、処理、漂白、人口着色されて、ようやく最終的に犬のオヤツとして製品に加工されます。

実際の製品が出来るまでのプロセスは？

生の皮を犬のオヤツに変えるためのプロセスは長いです。　動物から皮を剥がし、腐敗を遅らせるために塩分濃度の高い塩水に浸します。　そしてその後、洗剤や脱脂剤で洗浄、過酸化水素で滅菌、協力な化学物質（硫化ナトリウムなど）を使用して、毛や脂肪が除去されます。　最終的に購買意欲を促進させるために人工着色されたり、犬が飽きないで噛み続けられるように香料が加えられることもあります。　また簡単に解けたりしないように、接着剤が使用されるケースもあります。

与えることで危険性はあるのか？

骨型ガム（Rawhide）は食べるためではなく、噛むために作られたものです。　そのため、非常に消化しにくいことでも知られています。　ただ骨ガムを与えていれば当然どんどんと小さくなっていきますよね。　飲み込んでいるのは疑いようのない事実です。　誤って大きな部分を飲み込んでしまうと、腸閉塞を引き起こすことでも知られています。　腸閉塞は嘔吐や下痢などの症状が見られるので、もしそのような症状が見られた場合は直ぐに病院から指示を仰ぐ必要があります。

小さな断片は胃酸によって分解されていきますが、大量に摂取すると問題を引き起こす可能性がある、非常に怖いオヤツでもあるのです。

また、窒息によって死に至る場合もあります。　骨型ガムは噛めば噛むほど柔らかくなり、簡単に砕けて飲み込みやすくなります。　こういった際に、食道に詰まり、窒息する可能性もゼロではないのです。

しかも噛めば噛むほどぬるぬるしていくのは、取り上げようとしたことのある飼い主様であれば誰もが経験していらっしゃると思います。　喉から取り除くのがより困難となり、危険性が増すという問題も指摘されています。

歯磨きグッズとして売られたりも・・・

歯石除去用途で骨型ガムを与えるという話もありますが、骨型ガムの一部は非常に密度が高く硬いです。　そのため、何時間も噛んでいると歯自体にダメージを与えてしまう可能性もあります。　愛犬の歯を健康な状態に保つには、このようなガムを与えるのではなく、毎日の歯磨きを行った方が確実です。

犬は自分でオヤツを選ぶことができません。　飼い主様1人1人が正しい知識を持ち、愛犬が喜ぶからという理由だけでオヤツを決めないように心がけましょう。　素人なりに調べた上での内容ですから、間違った側面からの話をしていることもあるかと思います。　その時は是非、ご指摘いただければと思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。