ゴールデンレトリバーと西海岸で暮らす夫婦のブログ

【雑記】 怖い病気の1つ、胃拡張・胃捻転に備える

2023年6月で2歳を迎えたゴールデンレトリバー(レッドゴールデン)のジャスミンです。 今日は大型犬に多く見られ、危険度が高いと言われる胃拡張・胃捻転に関して少し触れてみたいと思います。 緊急対処が必要とされ、1分でも1秒でも早く治療しないと助からないと言われる胃拡張・胃捻転ですので、まだこの病気に関してご存知ない方は是非参考にしていただけたらと思います。

 

胃捻転・胃拡張って?

名前の通りですが、胃の中で大量のガスが発生してしまい、胃が拡張され捻転してしまう病気。 英語ではTwisted Stomach、専門用語ではGastric Torsion、或いはGastric Dilation Volvulus(頭文字を取ってGDVという)、はたまた5つの危険な症状の頭文字にかけあわせてBloatと言われています。 映画「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(英語タイトル: Marley and Me)」で、マーリーがかかった病気でもあります。 大型犬に多く見られるこの病気ですが、根本的な原因は未だはっきりとは分かっていません。 ただし、症状発生の理由はある程度分かっているため、そのリスクを回避することで予防することが出来ると言われています。

 

胃捻転・胃拡張の症状

Breathing Problems(呼吸異常)

Large Stomach(胃の拡張)

Over Production of Saliva(大量の唾液)

Agitation(動揺、落ち着きがない)

Trying to Vomit(えずく) 

 

胃捻転・胃拡張のリスクが高い犬種

グレートデーン(約4割に近いグレートデーンが発症)

・プードル

アイリッシュセッター

アイリッシュウルフハウンド

・秋田犬

ジャーマンシェパード

セントバーナード

・ボクサー

などの大型犬に多く見られます。 ゴールデンレトリバーは高リスクには入っていませんが、小型犬を含む全ての犬種で起こりえます。

 

 

胃捻転・胃拡張の予防方法

・食事を1日に数回に分ける

・食後の水を制限する

・食後の運動を避ける(安静にする)

・早食い防止

・食器の位置を低くする

・ストレスの軽減

 

 

我が家の胃捻転・胃拡張の予防法

・食事は1日3回(朝、昼、晩)で、早食い防止の食器を使用


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・食後しばらく水を制限する

・運動(散歩)は食後1時間以上経過してから

 

胃捻転・胃拡張まとめ

ちょっと様子がおかしいけれど、とりあえず様子見で・・・と思わずに、胃捻転・胃拡張の症状が出たら直ぐに病院に駆け込む必要があります。 胃捻転・胃拡張は夕食後に起きることが多いと言われており、翌日かかりつけ医にと思っているうちに手遅れになるケースも多いようです。 アメリカでは胃捻転・胃拡張の予防手術をすることも少なくなく、手術をすると90%ほどリスクが軽減されるようです。 胃を身体の右側にくっつけて離れないようにすることで捻転することを防ぐ手術です。 手術は胃捻転・胃拡張防止目的のみではほぼ行わず、去勢手術や避妊手術を行う際に、一緒に行うことが多いようですが、ジャスミンの避妊手術の際に、獣医師から提案されることはありませんでした。

 

 

我が家ではこのように病気の予防、リスク軽減に向けて、常に新しい情報を調べています。 読者の皆様と共有させていただくことで、少しでも皆様のお役に立てればと思っています。 

 

そしてジャスミンが1日でも長く、健やかに過ごせることを祈って🙏

 

  

 

ご一読いただきありがとうございました。